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条件分岐の基本的な考え方・方法 【グラスホッパーの使い方】

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どうもこんにちは。ぺいです。


今回はグラスホッパーを使って条件分岐をする方法についてまとめます。

自分なりにルールを作って、そのルールの中で何回も繰り返し、試すことができるっていうのは、グラスホッパーの一つの強みだと思います。


今回は、

条件分岐の基本的な考え方とは?、使うコンポーネントは?

を見た後に、簡単な例として、「図形の中に含まれるか?」という点の内外判定の条件分岐を見てきたいと思います。


わかること

条件分岐の基本的なやり方がわかる


「条件分岐」の考え方

条件分岐で使うコンポーネント


じゃあ、まずは基本的な考え方から。

条件分岐ではこの『Dispatch』を使います。


Dispatch

True/Falseパターン(Pattern)を指定して、リスト(List)を分割する。(出典:Applicraft



書いてある通りなんですが、リストをFalseとTrue分割します

実際にみてみます。


どう分けたいのか?を条件式(True/False)で指定することで条件分岐させることができます。


あとは条件分岐の「条件」をいかにつくるか


ただ、モデリングや設計をしているときに、膨大な量のデータに対して、いちいち

「これはTrueで、これはFalse」


と、その都度その都度でやってたんでは、
正直グラスホッパーでわざわざ条件分岐をする意味がありません


なんで、

「曲線の内側にあるやつはTrueにして、それ以外はFalse」

「太さが400㎜の柱はTrueで、それ以外はFalse」


のように、いかに「分岐させる条件をTrue/Falseのかたちでつくるか?」が勝負になります。
ってことなんで、次の章では、実際に条件分岐をやってみたいと思います。

グラスホッパーで「点の内外」条件分岐をやってみる



では、実際にグラスホッパーの例を使って条件分岐をやってみます。

今回は、点の内外判定をします。

まずは、全体のコンポーネントから。

全体のコンポーネント



点群を作って、『Point in Curve』で仕分けをして、条件を作る。



ってな流れになってます。

『Point in Curve』に関してはこちら。

『Point in Curve』

Point in Curve

閉じた一本の曲線(Curve)と複数の点(Points)を入力し、内外判定を行う。
0が外側、1が曲線上、2が内側。(出典:Applicraft


内外の判定を「0」「1」「2」で返すのがポイントですね。



ポイント 『Equality』で条件を True/Falseになおす


で、重要なのはここです。


クリックで拡大するんで、見づらい方はクリックで。

写真で見てわかるように、
『Equality』をつかうことで、内部(2)線状(1)外部(0)の内外判定の結果をTrue/Falseで返すことができます。


『Equality』

Equality

Aの値とBの値が等しいか調べ、TrueとFalseで結果を出力する。(出典:Applicraft


ポイント

『Equality』をつかうことで、True/Falseになおすことができる



グラスホッパーで条件分岐 まとめ

今回はグラスホッパーで条件分岐をする方法についてまとめました。



実際に条件分岐をするコンポーネントは『Dispatch』です。
ただ、「条件」はTrue/Falseで指定することが条件になってきますので、いかに条件をTrue/Falseで返すかが勝負になります。

今回は、「点の内外判定」を例にとって、『Equality』でTrue/Falseを返す方法を見てきました。

ポイント

①『Dispatch』をつかって条件分岐

②条件を「True/False」で返すような方法を考える



ルールを作って、いろいろ試せるのはグラスホッパーのいい所なんですが、その都度その都度「True/False」を入れて、
ってやってたんでは、わざわざグラスホッパーを使う意味がないです。使いこなしたいところ。

最後まで読んでもらってありがとうございました!
ではまた今度。

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