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【Python×Rhinoceros】【基本】曲線を作る

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本記事では、Pythonを使って、Rhinocerosの作業平面上に曲線を作る方法について説明します。

■本記事の流れ
・考え方
 ・曲線とは?
 ・xy平面とZ軸方向に分けて考える
 ・曲線を加える関数
・コードと説明

・考え方

・曲線とは?
 曲線も点と点をつなげてできるものです。なので、作業平面上に三次元の曲線を描く場合、三次元の点の情報が必要になります。具体的な例として、今回は冒頭の画像のような、「円を描きながら昇っていく曲線」について考えたいと思います。

・xy平面とZ軸方向に分けて考える
 先ほども述べたように、曲線を描くにはその曲線のもととなる点の座標が必要となります。「円を描きながら昇っていく曲線」をxy平面、z軸方向に分けて考えてみましょう。



 ・xy平面の配置

 上の写真からわかるように、「円を描きながら昇っていく曲線」のxy平面の配置ルールは円を描くことですので、点のxy座標は、

        (x,y )=( r*cosθ , r*sinθ )

となります。              ※rは半径の大きさに影響します。
「xy平面上に円を描く」ためにはθを動かす必要があるので、θの範囲を設定して、「設定された範囲内で点を置く」という繰り返し処理を設定します。





 ・z軸方向の配置
z軸に関しては、上昇させればいいので、動かす値であるθに対応して、増加するように座標を設定すれば大丈夫です。




・曲線を描く関数

AddCurve( )

 上に示した関数が曲線を描く関数になります。()にはリストが入ります。


■コードと説明

1-2行目:rhinocerosとmathモジュールをインポートします。
4行目:描く円の半径の大きさを決めます。(なんでもいいです。)
6行目:曲線を描く関数であるAddCurve()のために、空のリストを作ります。
7行目:0から4πまでの範囲をπ/12ずつ増加するループを作ります。
8,9行目:円を描くための(x,y)座標のルールを決めます。
10行目:z軸方向に増加するルールを決めます。
11行目:6行目で作ったリストに(x,y,z)座標を入れます。
12行目:リストをもとに曲線を描きます。







いかがだったでしょうか?



どこかで役立ててもらえれば嬉しいです!



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