こんにちは。 やまちです。
今回はライノセラス上のガムボールについてお話していきたいと思います。
モデリングをしているとき、「モデルを回転させたい」、「大きさを変更したい」、「場所を変えたい」という場面に出くわしますよね。
そして、そんなとき、作業が増えてくるといちいちツールを入れ替える必要があったりと地味に手間だったりしませんか?
今回はそのすべてをワンタッチでこなしてくれる「ガムボール」についてお話していきたいと思います。
興味がある方は是非ご覧ください。

■ この記事で分かること
ガムボールの基本的な操作がわかります
■ この記事の流れ
① 【使用前に】ガムボールをONにしよう
② ガムボールでできること
・できることその① オブジェクトを移動する
・できることその② オブジェクトを回転する
・できることその③ オブジェクトのスケールを変更する
③ ワンクリックで移動量・回転量・拡大率 を指定する
① 【使用前に】ガムボールをONにしよう
まず、ガムボールを使うにあたって、ガムボールをONにする必要があります。
ONにする方法は極めて簡単で、ライノセラスの画面上にある「ガムボール」をクリックするだけ。
下の画像の赤い矢印で示してある部分がガムボールの位置になります。

② ガムボールでできること
ではでは、ONにしたところで次に実際にできることについてみていきましょう。
ガムボールでできることは次の3つです。
① オブジェクトの位置を移動する
② オブジェクトを回転する
③ オブジェクトのスケールを変更する

赤丸で囲った3つの場所がそれぞれのツールになっています。
矢印の部分 → 移動するツール
円弧の部分 → 回転するツール
小丸の部分 → スケールを変更するツール
できることその① オブジェクトを移動する
では、まず、オブジェクトを移動させるツールから見ていきましょう。

「移動」のさせ方は、移動させたい方向の矢印を長押しして移動させたい場所までドラッグするだけです。
ガムボールの特徴として、選択した軸の方向に移動が拘束されているので、いちいちシフトを押さなくとも、指定した軸方向に移動を限定することができます。
しかしながら、斜めに移動させたいときなど、複数の軸方向の移動には少し手間がかかります。
できることその② オブジェクトを回転する
続いて、オブジェクトの「回転」についてお話します。
回転をさせる方法についてもとてもシンプルで、回転の中心軸としたい軸を選択して、回転させたい分だけドラッグして回転させます。
「回転」でも「移動」同様、選択した軸の方向に回転が限定されます。

画像では赤い軸を中心軸に設定して回転を行っています。
円周を矢印が通っている赤い円の斜線部が回転角を示しています。
できることその③ オブジェクトのスケールを変更する
最後は、「スケール変更」についてです。
スケール変更は点線部分の末端についている 小さな〇 を長押しすることで行うことができます。

これも選択した軸の方向についてのみ拡大縮小ができます。
また、選択した軸の両方向にスケール変更が行われるので、スケール変更後もモデルの位置を変更したくない場合などは、スケール変更をしたのち元の位置に戻すなどの工夫が必要です。
ワンクリックで移動量・回転量・拡大率 を指定する

最後に、移動量・回転量・拡大率を指定し、変更する方法についてお話します。
指定する方法は非常に簡単。
それぞれのツールを長押しではなく、ワンクリックするだけ。
ワンクリックすると数字を入力する画面が出てくるので、指定したい数を指定すれば完了です。
いかがだったでしょうか?
今回はライノセラスのオブジェクトを操作する ガムボール についてお話ししました。
ライノセラス上で何度も細かいモデルの変更が出てくると地味に手間がかかるものですよね。
そんな時にガムボールは手間を減らしてくれるツールになると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
どこかで役立ててもらえれば幸いです。