どうも やまちです。
「寝不足が体に悪い」「生産性を落とす」ことはよく知られていることですが、
「若いから多少の寝不足は全然平気」「睡眠時間を削って作業量を増やした方が良い」そんな人、いませんか?
僕も一時期そんな風に思って、いかに睡眠時間を削れるかを考えていた時期がありました。
それでも、やはり睡眠は私たちの人生をよりよくしていくうえで超重要な要素です。
今回は、睡眠不足が与える影響の中でも多くの人のテーマであろう「生産性に与える影響」について『SLEEP』、『スタンフォード式 最高の睡眠』、『睡眠と覚醒 最強の習慣』をベースにまとめていきたいと思います。
■ この記事で扱うこと
睡眠が私たちの 「生産性」 に与える影響についてまとめます。
■ 徹夜をすると、やっぱり生産性は落ちる
24時間睡眠をとらないと、脳へ送られるグルコースの量が6%少なくなるようです。
また、減少量は一様ではなく、前頭前皮質・頭頂葉といったような、思考・善悪の判断に影響を与えるような部分への減少量は12-14%ほどだそうです。
やっぱり、徹夜は生産性を落とすんですね。
■ たとえちょっとの睡眠不足でも、生産性は落ちる
ペンシルベニア大学が21~38歳の健康なひと48名を下の4グループに分けて、14日間にわたって眠気や認知機能の変化をおった実験です。
1、8時間睡眠グループ
2、6時間睡眠グループ
3、4時間睡眠グループ
4、徹夜グループ
結果は下のようになりました。
【8時間睡眠グループ】
眠気も強まることがなく、認知機能もほとんど下がらなかった。
【6時間睡眠グループ】
開始直後から眠気が強まり、認知機能は10日を超えると、徹夜と同じ位に。
【4時間グループ】
開始直後から眠気が強まり、
認知機能は1週間後には徹夜と同じ、
2週間後には三晩連続で徹夜した時と同じ程度に。
つまり、完全に徹夜しなくても、少しづつの睡眠不足で認知機能は確実に下がっていってしまうってことですね。
■ 認知機能と眠気は関係ない
眠気は頭打ちになり、慣れたとしても、認知機能は下がり続けることがわかっているようです。
眠気と認知機能を調べた実験としては、
若者に徹夜をしてもらい、
1、運動や会話などで眠気を晴らさせたグループ
2、デスクワークなどで眠気を晴らさせなかったグループ
の二つのグループに分けて、明け方までの眠気と認知機能を追っていく実験があります。
結果は、眠気を晴らしたグループも眠気を晴らさなかったグループも認知機能の低下は同様にみられたそうです。
■ まとめ
・徹夜をするとやっぱり認知機能は落ちる。
・徹夜をしなくても、睡眠不足が続くと、認知機能は落ちる。
・たとえ眠くなかったとしても認知機能が落ちてる場合がある。
※『SLEEP』『スタンフォード式 最高の睡眠』『睡眠と覚醒 最強の習慣』をベースにまとめました。
徹夜による認知機能の低下はもちろんですが、眠気に慣れてしまって、眠くなかったとしても認知機能が落ちてることがあるってことはなかなか怖いですね。
やっぱり生産性を維持するためにも、ゆっくりしっかり寝たい、ですね。