どうも やまちです。
壁を建てる、柱を置く、窓をつける...、などなど
モデリングは必ず「どこに建てるの?」という位置情報が必要になり、
あらゆるモデリングに共通する手間として、なにをするにしてもマウスを動かし、カーソルを合わせるという手間があります。
この記事ではそんなほんの少しの手間を省く方法について説明します。
「ほんの少しでもいいから手間を減らして早くタスクを終わらせたい」という人にどうぞ。

目次
□ なにもしなければ「原点」にスナップ
アーキキャドにはデフォルトで存在する原点があります。
前の記事で説明した「座標値入力」の基準点ですが、
どこかをスナップしていなければ、「原点」にスナップがされています。
なので、すでにできている図面からのモデリングなど
壁の始まりや、家具の配置など、「とある点からの距離」さえわかっている状況であれば、
「ある点」を「原点」に持っていくことで、わざわざ「カーソルを合わせて...、距離を測って...」などの手間を省いてモデリングすることができます。
※起動したとき「×」になっているところが原点です。(下の画像の〇)

□ 「座標情報」を踏まえた簡単な説明
アーキキャドには「座標情報」というものがあり、それを利用して部材の始点や長さ、などを決めることができます。
知ってるよという方は、読み飛ばしてください。
前に紹介した座標情報を使ってモデリングする方法のときにも
例えば、壁を建てるときに「どこからでて、どのくらいの長さ?」のように
「どの場所を基準点として?」という情報が求められます。
ですので、結局のところ基準点とするところにスナップガイドを合わせるために、カーソルを動かす必要がありました。
座標情報を使ったモデリングについて前に書いてるので、興味のある方は是非。
→前の記事
しかし、カーソルをスナップしなければ基準点は「起動時の原点」ですので、
カーソルを合わせないまま [Xキー] [Yキー] を押して数値を入力すれば
入力した{X , Y}座標を始点として合わせてくれます。
□ 実際にやってみる
では実際にアーキでやってみます。
例として、下のような状況で
「原点から6000はなれた壁の4200の位置から壁をだしたい」という体でやってみたいと思います。
まずは、原点を基準としてモデルを作っていきます。

・壁ツールをオンにして、6000,4200 を入力します

始点がそろいました。

後は壁の長さを入力すれば終わりです。
「カーソルを合わせる」くらいの手間は実際とても小さいものですが、ある点からの距離がわかっているときなど、距離測定の手間、カーソルを合わせる手間を省くことができます。
少しでも早く、少しでも楽にタスクを終わらせて早く寝ましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます!